和歌山県御坊市
味噌本舗やまだ
今から七百年ほど前、中国の径山寺で一人の憎が修行を終えました。同師は「金山寺味噌(径山寺味噌)」を紀州に持ち帰ったと伝えられ、以来、温暖な気候と豊かな水源に恵まれた和歌山は、味噌造りの名産地として古くから親しまれ続けています。「味噌本舗やまだ」では明治39年の創業以来、昔ながらの醸造方法と熟練の技を頑なに受け継ぎ、丹精を込めた手造りの味をお届けしています。
金山寺味噌は、寺で夏野菜を冬に食べる為の保存食であったため、白瓜、茄子、シソ、生姜等が入っており、調味料としてではなく副菜や酒の肴として、そのまま食べる「なめ味噌」の一種です。穀物を発酵させて作られた発酵食品であり、近年はスローフードや日本食ブーム、食品に対する健康志向の高まりにより、アミノ酸やビタミンなど優れた栄養価を持つ味噌が、改めて見直されています。
やまだは、米・麦・大豆をはじめとする原材料において国産にこだわり、明治三十九年の創業以来、昔ながらの醸造方法と熟練の技を頑なに受け継ぎ、丹精を込めた手造りの味をお届けしています。百余年の伝統を受け継ぐ古式製法は、 古いけれども…新しい。 初代がんこもん松次郎の味を四代にわたり、いまだ「がんこ」に守っています。