和歌山県有田郡
勇希農園
自分の頭の中は常にみかん。何をしていても、みかんのことを考えてしまう。
そして、それが自分の一番幸せな時。そんな自分についたあだ名は「ミスターみかん」。
みかん作りは、決して楽じゃありません。でも、その苦労の向こうに、食べた人の笑顔がある。だから、絶対に妥協しません。
農業は、日々、真剣勝負。日々、精進。
農業への情熱は、誰にも負けない自信があります。
勇希農園の作物はすべて、自分が24時間365日、手塩にかけて育てたものです。勇希農園の自信作をぜひご賞味ください。
自分の家系は代々続く有田のみかん農家。
小さな頃からみかんの収穫を手伝い、放課後になると毎日畑に行って遊んで、雨の日も雪の日も、みかん畑にいるのが一番楽しい、ちょっと変わった子どもでした。みかんの木とともに自分も成長し、本格的にみかん作りを始めようとした矢先、大好きだった父が病気で亡くなりました。でも、みかん農家になりたいという思いは少しも揺るがず、逆に、「有田一のみかんを作る!」と燃え上がり、こだわりは超一級の有名な師匠に弟子入りし、ゼロからみかん作りを学びました。元軍人だった師匠の指導は超スパルタでしたが、みかん作りだけでなく、農家であることの意義も教えてくれました。
皆さんが想像するみかん農家というと、「太陽を浴びながら、自然に囲まれて、にこやかに作業」みたいなホンワカなイメージだと思います。
しかしみかん農家は試練の連続。収穫したらすぐに、次の冬のための作業が始まります。1年間、休む暇なく、つきっきりでお世話して、次の実を育てます。実を収穫すると、木の剪定が始まります。枝や葉を間引いて、木全体に光が当たり、土の栄養がいきわたるように調整します。木1本ごとに形も違えば、日当たり条件や成長速度も違います。
目の前の木が、次の冬にどんな風に実をつけるのかを予測しながら、剪定していきます。
肥料を与えるタイミングも重要。日照時間や雨の量、気温などによって成長状況は異なります。どんな肥料を与えるか、どのタイミングで与えるか、これによって、果肉の味や食感が大きく変わるんです。
寒い冬は収穫と翌年の下準備で忙しく、桜の咲く春は、木の成長シーズンでもあり、1日も畑から目を離せません。暑い夏も炎天下で日々作業。
秋になって、収穫が始まると、みかん農家の超繁忙期が始まります。それと同時に、今年1年の成果を味わえる時でもあります。
「勇希農園のみかん、おいしい」
そう言ってもらえたら、1年間の苦労が全部吹っ飛びます。